GNU Octaveをインストール
2022年6月 川合義美
GNU Octaveは、MATLABとの互換性が高い(完全ではない)、無料のソフトウェアです。
「MATLAB版のプログラムはあるけど、Python用のは無い」場合には、oct2pyというPythonのパッケージを利用してPythonからOctaveを呼び出してmファイルのプログラムを動かすことで対応できる場合があります。
※MATLAB版のプログラムがOctaveでも動くことが前提条件です。互換性は完全ではないので、Octaveではうまく動かないこともあります。
① ダウンロードとインストール
GNU Octaveのダウンロードのページはこちらです。
https://octave.org/download.html
Windows (64bit)の場合は、
・Windows-64 (recommended) から
octave-7.1.0-w64-installer.exe をダウンロードします。
注意1 Octaveをインストールする前にJavaをインストールしておきましょう。JavaとGNU Octaveというディレクトリが両方ともC:\Program Files にないとOctaveがJavaを認識できないみたいです(パスをうまく設定できれば済む話かもしれませんが)。
注意2 デフォルトの文字コードはUTF-8のようです。日本語を文字化けさせたくない場合には、Octaveの上のツールバーから、設定 → エディタ で、「読込・保存に使用するテキストのエンコード」の項目をUTF-8からSYSTEM(CP932)に変更するといいかもしれません。
② PATHを設定(Windows 10の場合)
コントロールパネル → システム → 詳細情報 → システムの詳細設定(あるいはウィンドウズキー + Pause/Breakキー) で 「システムのプロパティ」パネルを開きます。
詳細設定 → 環境変数 → 変数 Pathに C:\Program Files\GNU Octave\Octave-6.4.0\mingw64\bin を追加します。ここで6.4.0という数字はバージョンを表します。これはバージョンによって変わります。