全国高校地学教育関係者情報交換会の開催について(ご案内)
1.開催の趣旨
次期高校学習指導要領でも地学基礎の設置が存続し、形式的にはあと十数年間、履修率25%程度の現状維持を図れる情勢となりました。しかしながら、依然として全国的に高校地学教員の採用は少なく、現状では、若手の教員が年配の教員に比べて極めて少ない年齢構成となっています。その結果、これまで長年にわたって多くの高校地学担当教員によって蓄積されてきた授業実践研究の成果などの継承が中断される危機が迫っています。
この状況への対策の一つとして、全国各地の高校地学教育関係者の間で、これまでの高校地学の授業実践研究の成果などを継承するとともに、地学分野の新たな知見を普及・更新するネットワークの構築することが考えられます。このようなネットワークの構築を目指し、本集会を開催します。
今回は、その初回として、全国の高校地学教育関係者が一堂に会して、全国的な高校地学教育の実状についての共通理解を深めるための情報交換を行うと共に、各地の地学教育の核となる教員同士を結びつける最初の機会とし、ネットワークを構築する方策について基礎的な意見交換を行います。次回以降は、ネットワーク構築の試みとその成果を確認・検証するための集会を開催する予定です。
2.参加対象者
高校地学教育に関係するすべての方々(教員、研究者、企業人など)
3.開催日時・場所
2019年11月23,24日(土、日) 東京大学本郷キャンパス
4.主催・後援
主催日本地球惑星科学連合教育検討委員会
後援東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター
5.集会のプログラム(案)
11月23日(土・祝)
13:00 開会行事・趣旨説明
13:15 招待講演「様々な状況下での高校地学教育の実践(仮題)」(20分×5)
14:55 休憩
15:20 ワークショップⅠ 「高校地学教育に関する様々な課題の抽出(仮題)」
16:40 ワークショップ報告とまとめ(翌日の課題設定)
17:40 終了・懇親会
11月24日(日)
9:30 昨日のまとめと本日の趣旨説明
9:40 ワークショップⅡ 「課題への対応策の検討(仮題)」
11:00 ワークショップ報告
11:30 総合討論・集会のまとめ
12:30 閉会
6.参加申込
申込方法については、6月中旬以降、日本地球惑星科学連合教育検討委員会HPをご覧ください。
教育検討委員会HPのURL https://www2.jpgu.org/edu/top/
7.参加費
資料代・湯茶代として500円を徴収する予定です。
8.旅費支援
招待講演者と遠方からお越しの一般参加者の方(一部)には、旅費の一部を支援する予定です。詳細については、追ってお知らせします。
9.その他
今後の最新情報は、日本地球惑星科学連合教育検討委員会HPを随時ご覧ください。
問い合わせ先
日本地球惑星科学連合教育検討委員会
副委員長宮嶋敏(埼玉県立熊谷高等学校)
E-mail miyajima.satoshi.b2@spec.ed.jp
公開日:2019年6月2日