教育検討委員会

このページは2023年度教員研修担当講師の募集にかかわるページです。開設している教員研修の詳細、受講申込についてはここをご覧ください。

小中高教員のための地球惑星科学教育研修

2023年度担当講師の募集について

 教育検討委員会は、これまで、全国の受講対象教員が大幅に増加することに対応して、教員免許状更新講習(教科指導に関する内容等とする選択領域、1講習6時間)を開設してきました。教員免許状更新制度は2022年7月1日付けで廃止となりましたが、教育検討委員会としは、これまでの更新講習が現場教員への地球惑星科学に関する最新の研究成果の紹介などを通して、地球惑星科学の普及に大きな役割を果たしてきたことに鑑み、これまでと同様のレベルの講習を「小中高教員のための地球惑星科学教育研修」として実施することになりました。
 つきましては、「小中高教員のための地球惑星科学教育研修」の担当講師をご希望される会員は、以下の解説資料をご覧いただき、お申し込みください。
 対面式は、主に東京地区に在住する教員が対象ですが、全国各地で開催することも可能です。また、オンライン開催も可能です。地学教育の普及促進活動の一環として、多くの会員の皆様にご参加いただきたく、宜しくお願い申し上げます。
 なお、申込先着順に逐次、確認・調整をおこないますが、事務処理の制約から、希望者が多い場合には、予告なしに募集を停止しますことを予め、ご了承ください。
 以上、宜しくお願い申し上げます。

申込先:edu_office@jpgu.org

2023年6月

教育検討委員会委員長
阿部なつ江

<解説資料>
1.講師の資格
 以下のいずれかに該当するJpGU会員

  • 大学又は大学共同利用機関の職員で、研修の内容について教授し、又は研究に従事している者
  • 研修の内容について教授し、又は研究に従事した経験を有する者で、主要職歴覧に「元○○大学教授」、「元○○研究機構研究員」などと記載できる者
  • 任意の様式で提出した略歴書に記載された経歴や資格、業績、指導経験(教員を対象とした研修等の講師歴等)により、担当講師としての資格を有するとJpGUが認めた者

<参考>
上の資格は、本研修の質の保証として、以下の令和4年度免許状更新講習開設認定申請等要領に記載されている「講習の講師となれる者」に準じて定めています。

(ア) 教職課程を担当する教授・准教授・講師・助教
(イ) 大学又は大学共同利用機関の職員で、免許状更新講習の内容について教授し、又は研究に従事している者(教授・准教授・講師・助教)
(ウ) 指定教員養成機関の職員であって、免許状授与の所要資格を得させるために必要な授業科目を担当している者
(エ) 都道府県、政令指定都市及び中核市の教育委員会において、学校教育に関する専門的事項の指導等に関する事務に従事している者
(オ) 文部科学大臣が(イ)~(エ)に準ずる者として認める者

※ (オ)に該当する者として申請する場合、当該者が上記(ア)~(エ)や校長・副校長・教頭・主幹教諭又は指導教諭としての経歴を有する場合は、「⑰講師の主要職歴」欄に記載願います。これらの経歴を有さない場合は、当該者の経歴や資格、業績、指導経験(教員を対象とした研修等の講師歴等)を用紙1 枚(様式任意) にまとめ、添付してください。

3.研修内容等
1)研修内容
 本教育研修では、以下の例に示す地学の教科指導に関する内容についての研修を行います。
・小学校「理科」の“B 生命・地球”の地球に関わる内容(詳細は付表1を参照)
・中学校「理科」の“第2分野”の地球に関わる内容(詳細は付表2を参照)
・高等学校「理科」の科目「地学基礎」「地学」、および科目「科学と人間生活」の“宇宙や地球の科学”に関わる科目、学科共通での「理数」(詳細は付表3を参照)

これまでの教員免許状更新講習でおこなってきた実施内容については、以下のウェブページをご覧ください。

平成30年度教員免許状更新講習    https://www.jpgu.org/koushin2018/
令和元年度教員免許状更新講習  https://www.jpgu.org/koushin2019/
令和2年度教員免許状更新講習  https://www.jpgu.org/koushin2020/
令和3年度教員免許状更新講習  https://www.jpgu.org/koushin2021/
令和4年度教員免許状更新講習    https://sites.google.com/jpgu.org/kenshuu2022/

2)受講対象教員
 受講対象教員は、各講習別に以下のように指定します。
・教科に関する内容だけの場合には、教諭とします。
・防災・減災教育や安全教育を含める場合には、教諭および養護教諭とします。

なお、以下のように、対象教員の校種を限定することも可能です。
・小学校「理科」に焦点をあてた内容とする場合には小学校教諭とします。
・中学校「理科」に焦点をあてた内容とする場合には中学校「理科」教諭とします。
・高校「地学基礎」に焦点をあてた内容とする場合には高校「理科」教諭とします。

3)タイトルと受講対象教員
 1)と2)を合わせて、講習のタイトルと対象を以下のようにします。

・広い知識を伝えたい場合の例
  タイトル:学校教員に知っておいて貰いたい地震の話
  対象:小中高教諭・養護教諭
・深く何かを伝えたい場合の例
  タイトル:数値シミュレーションで学ぶ津波の基礎
  対象:高等学校「理科」教諭                

4)研修時間数
 1つの研修の実施時間を6時間とします。なお、野外で行うなどのために、初日3時間、2日目3時間、2日間合計6時間のように開設することも可能です。修了試験を行う場合には、その時間を6時間に含めます。複数の講師で、1つの講習を分担することも可能です。

5)受講者数
 1つの研修の定員を事務管理能力の制約から最大20名とします。また、経費確保のため、実施最低受講者数を定員の2割とします。例えば、定員を16名とした場合の実施最低受講者数は4名となり、受講申込者数が4名未満の場合には、開講を中止します。

4.日時、会場、報酬等
 受講者が参加可能な夏休み中または週末で、担当講師が都合の良い日時に、研修を実施します。
 会場は、担当講師が手配した、講師の自宅から最寄りの大学等の施設または講師が用意するオンライン会議システムとします。なお、JpGUからはGoogle Meetオンライン会議システムを提供することができます。
 受講者から徴収する受講料は、2000円(受講者がJpGU会員の場合は1500円)としますが、教材費が高額で、受講料からでは賄えない場合には、受講料以外に教材費を徴収することも可能です。受講料は、JpGU事務局が受講者から事前徴収し、管理します。
 教育検討委員会から担当講師に1講習について、謝金として3万円(税別)を令和6年1月頃に支払います(令和6年12月に支払調書を送付します)。謝金(3万円)は、実施経費を含んだ1つの講習への支給額の総額であり、講師謝金、会場借用料、配布資料作成に要する経費、講習に使用する教材の経費、交通費と講習支援者(分担講師)への謝金などが含まれます。なお、2023年度については、連合予算逼迫のため、開講した全講習の受講者総数が少ない場合には、謝金を減額する可能性があることを予め、ご了承ください。

5.お申込み
 以下の項目を明記の上、件名を【研修担当講師申込:氏名】として、日本地球惑星科学連合事務局教育検討委員会・教員研修担当グループ(edu_office@jpgu.org)まで、お申し込みください。

1)研修の名称(受講者の関心を引く名称にしてください)
2)研修の概要(200字程度)
3)担当講師(氏名、メールアドレス、職(退職者は、主要職歴))
4)研修の開催地(施設名とその所在都市名)
5)研修実施月日
6)対象職種
7)主な受講対象者
8)受講人数

これらの情報を基に、研修開設申請内容を担当講師申込者と教員研修担当グループが相談して決め、JpGU「小中高教員のための地球惑星科学教育研修」ウェブサイトに掲載し、受講者を募集します。受講者の募集期間を1ヶ月以上とするために、開講日が決まりましたら、出来るだけ速やかに申請してください。申込みに際し、不明な点がありましたら、上のグループにお尋ねください。

以上