教育検討委員会とは
地球惑星科学の基礎知識の教育と普及を図ることは、日本地球惑星科学連合の最も重要な課題の一つです。自然災害の多い日本列島で生きながら、地球環境問題や資源・エネルギー問題について考えることができるリテラシーを持つ市民を育成する必要があります。このためには、初等中等教育を受ける児童・生徒の学校教育の学習内容の検討に加え、それを担う教員の支援・補助が不可欠です。
地球惑星科学教育全般に関する活動は、教育検討委員会の下に設置された、教育課程小委員会、大学及び大学 院教育小委員会、教育国際対応小委員会、教員養成等検討WGによって行われています。各小委員会とWGの活動は、以下の通りです。
教育課程小委員会:
理科及び社会、地学地理分野の学習指導要領改訂に伴う教育課程を検討し、提言や要望を文部科学省へ提出など
大学及び大学院教育小委員会:
大学の一般教育、地球惑星科学専門教育、大学院問題などを検討
教育国際対応小委員会:
国際的な地球惑星科学教育活動についての協力
防災教育小委員会(2021年7月28日発足):
災害・防災関係の諸団体の連携を進め、防災教育の振興を図る。
教員養成等検討WG(2019年5月26日発足):
教員養成等にかかわる複雑で多岐にわたる諸問題についての検討
その他に、教育検討委員会は、
・地球惑星科学連合大会における地球惑星科学の教育分野に関する
一般公開プログラム(パブリックセッション)の企画
・小中高教員のための地球惑星科学教育研修の実施
・地学・地理教育に関わるシンポジウムの開催
・日本学術会議地球惑星科学委員会地球惑星科学次世代人材育成分科会への協力
・地学オリンピック日本委員会や地理オリンピック日本委員会の活動の支援
・理数系学会教育問題連絡会への参加
・アースサイエンス・ウィーク・ジャパンの支援
・全国地学教育関係者zoom交流会の支援
などを行っています。
教育検討委員会は、当初は、各学協会選出の委員のみで構成されていましたが、現在は、各学協会選出委員の他、個人でも、各学協会推薦を経ずに、参加が可能です。本委員会の活動に強い関心を持つ会員の参加申込みをお待ちしています。
2024年4月29日更新
教育検討委員会規則
(趣旨)
第1条 この規則は、定款及び法人運営基本規則に基づき、教育検討委員会に関し必要な事項を定めるものとする。
(任務)
第2条 教育検討委員会は、学校教育及び社会教育における地球惑星科学に関わる諸問題を担当し、委員会での検討結果を理事会に報告する。また、教育問題に関し、理事会からの諮問に応じ、又は理事会に意見を述べる。
(幹事)
第3条 教育検討委員会には、幹事を置く。
2 幹事は、正会員の中から、委員長が選任する。
3 幹事は、委員長及び副委員長を補佐する。
4 幹事の任期は2年とし、再任は妨げない。
(委員会の下に置く組織)
第4条 教育検討委員会のもとには、以下の小委員会を置く。
(1) 大学及び大学院教育小委員会
(2) 教育課程小委員会
(3) 教育国際対応小委員会
(4) 防災教育小委員会
(委員会の運営)
第5条 法人運営基本規則第 18 条第 1 項の場合のほか、本委員会については、5分の 1 以上の委員により会議の招集が請求された場合、委員長は速やかに会議を招集しなければならない。
(委員の任期)
第6条 委員の任期は 2 年とし、再任を妨げない。
(委員長及び副委員長の任期)
第5条 委員長及び副委員長の任期は、委員の任期による。
附則
本規則は、この法人の設立の登記の日に遡って適用されるものとする。
附則
平成 26 年 4 月 28 日委員会名変更
平成 27 年 10 月 26 日理事会改正
平成 28 年 11 月 25 日理事会改正
平成 31 年 1 月 15 日理事会改正
令和2年12月1日理事会改正
メンバー(2024年7月29日更新)
宮嶋 敏 (埼玉県立熊谷高等学校)委員長(教育担当理事)
市川 洋 (元海洋研究開発機構)副委員長
林 信太郎 (日本鉱物科学会)防災教育小委員会委員長・幹事
堀 利栄 (愛媛大学)大学及び大学院教育小委員会委員長・幹事(理事)
中井 咲織 (大阪教育大学、龍谷大学)教員養成等検討WG世話役・幹事
岩田 真 (広島県立広島高等学校)教育課程小委員会委員長・幹事
山田 和芳 (早稲田大学)教育国際対応小委員会委員長・幹事
阿部 なつ江(海洋研究開発機構)幹事(副会長・業務執行理事)
西 弘嗣 (福井県立大学)幹事
畠山 正恒 (聖光学院中学高等学校、日本気象学会)幹事
田口 康博 (柏市議会議員)幹事
根本 泰雄 (立命館大学、日本地震学会)幹事
瀧上 豊 (地学オリンピック日本委員会)幹事
阿部 国廣 (島根半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会)幹事
木村 学 (海洋研究開発機構)
長谷川 直子(お茶の水女子大学)(理事)
西山 忠男 (熊本大学)
川村 教一 (兵庫県立大学)
西村 光史 (東洋大学、資源地質学会)
石内 鉄平 (宮城大学、日本リモートセンシング学会)
島津 弘 (立正大学、日本地形学連合)
石田 祐宣 (弘前大学大学院理工学研究科、水文・水資源学会)
南島 正重 (東京都立両国高等学校、地震学会)
小荒井 千人(甲南大学理工学部、日本地学教育学会)
飯田 和明 (埼玉県立伊奈学園総合高等学校、地学団体研究会)
小田 隆史 (東京大学、東北地理学会)
津野 宏 (横浜国立大学、日本地球化学会)
戸丸 仁 (千葉大学、日本堆積学会)
藤原 靖 (神奈川県立相模原弥栄高等学校)
小俣 珠乃 (海洋研究開発機構)
久利 美和 (文部科学省)
笹岡 美穂 (株式会社SASAMI-GEO-SCIENCE)
轡田 邦夫 (東海大学、日本海洋学会)
木本 浩一 (関西学院大学、地理科学学会)
荒川 知子 (気象学会)
横山 光 (北翔大学、火山学会)
髙橋 裕 (豊島岡女子学園、日本地理学会)