あいさつ

戻る

 2001年地球惑星科学合同大会の開催に向け、その組織・運営に携わる者を代表して一言ご挨拶申し上げます。本大会は、2001年6月4日(月) から8日(金)迄の5日間に亘り、例年通り代々木のオリンピック記念青少年総合センターで開催されます。21世紀最初の大会となる2001年合同大会がこれまでと異なるのは、1990年の第1回大会以来各大学LOCの持ち回りによって運営されてきた大会が、地球惑星科学関連学会の総意の下に本年6月28日に発足した常設の「地球惑星科学合同大会運営機構」によって継続的に組織・運営されるようになった点です。このことにより、これまで各大学LOCが大変なご苦労を重ねて築き上げてきた遺産を単に継承するだけではなく、高度に専門化された諸研究分野の成果の上に成り立つ総合科学としての「地球惑星科学」の真の発展を目指した、新しい合同大会を作っていくことが出来るようになりました。  合同大会運営機構は参加学会に所属する全国の研究者と専任の事務職員によって組織されますが、その事務局は当分の間は東京大学理学系研究科の地球惑星科学専攻内に置かれることになりました。このことと運営機構がスタートして間もないことから、2001年に関しては、全国の研究者のご協力を仰ぎつつも東京大学地球惑星科学専攻が中心となって合同大会開催の準備を進めていく所存です。大会実行委員会では、幾つかの新しい試みも盛り込んで、2001年の大会を運営する側からも参加する側からも魅力のあるものにしたいと考えておりますが、基本方針は2000年の大会と大きくは変わりません。2001年の大会準備と平行して進められる運営機構での 議論は、むしろ2002年度以降の大会運営に反映されることになるでしょう。いずれにしても、合同大会の継続と発展は、参加学会と全国の研究者の協力なしにはあり得ません。その意味で、皆様の2001年合同大会への積極的参加をお願い申し上げます。

2000年8月18日
2001年地球惑星科学合同大会
大会委員長 松浦 充宏

戻る