セッション概要 |
セッション名 | 北極域の科学 |
短縮名 | 北極域 |
セッション記号 | U051 |
セッション分類名 | ユニオンセッション/Union |
セッション区分 | ユニオンセッション |
月日/会場 |
5月21日 09:00〜10:30 301A 5月21日 10:45〜12:15 301A 5月21日 13:45〜15:15 301A |
座長 |
5月21日 AM1 神田 啓史 5月21日 AM2 田中 博 5月21日 PM1 太田 岳史 |
ポスター発表 |
5月21日 |
コマ数 | 3 |
使用可能機器名 | なし |
連絡先 | 田中 博 |
電子メール | tanaka@sakura.cc.tsukuba.ac.jp |
コンビーナ |
田中 博 太田 岳史 神田 啓史 |
セッション概要 | 近年の地球温暖化に伴う気候変動が、自然界のフィードバックを介して最も顕著に現れると言われているのが、北極圏、およびその周辺地域である。2007/2008年に実施される国際極年(IPY)に向けて、国際的な枠組みの中で、気圏―水圏―陸圏の総合的・学際的な研究が進行中である。北極域の観測網を整備し、そこに内在するさまざまなフィードバック過程を包括的に理解し、地球温暖化の将来予測に役立てるためには、複数の専門分野や学界が北極域という共通のキーワードの下に集結し、密な情報交換により相互理解を深めることが重要課題である。本ユニオンセッションでは、対象とする地域の(1)温暖化、(2)水循環、(3) 生態系、という3つのサブセッションに分けて、北極域で生起する諸現象を包括的に探求し、先端研究の最新情報を共有することで、北極域科学の総合的議論を深めることを目的とする。(1)のセッションでは、北極域での温暖化の実態と数値モデルによる将来予測、北極振動の力学的解明とそれに関連する大気海洋相互作用、大気陸面相互作用の把握、海氷の長周期変動と大気海洋循環との関係について議論する。 (2)のセッションでは、北ユーラシアおよび周辺地域を中心に、水循環・気候変動、植生変動、雪氷・凍土、氷河の縮退、大気・陸面相互作用などをキーワードとして、気候・水循環研究の成果について議論する。(3) のセッションでは、北極域の温暖化とそれに伴う生態系の変化や環境動態研究の新展開、ツンドラ・北方林および海洋生態系の感受性と物質循環、人間活動の影響などについて議論する。以上、日本発の北極域総合科学の推進に向けて、広範な学問分野からの発表を募集する。 |
セッション注意事項 | オーラル発表は、各7分+質疑応答3分の合計10分です。ポスター概要の発表は行いません。液晶プロジェクター立ち上げに必要な時間は講演時間に含まれますので、事前に座長が指定するPCにダウンロードすることをおすすめします。ポスター会場内では機器の使用はできません。セッションの最後に総合討論を設けましたので活発な議論を期待します。 |
プログラム(オーラル) | ||||
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発表時間 | 演題番号 | タイトル | 著者 | 予稿集本文 |
09:00 - 09:10 | U051-001 | 北極の氷河後退地に生育する光合成生物の遷移段階別,生育型別の窒素濃度比較 |
久米 篤 別宮 有紀子 神田 啓史 |
日本語 English |
09:10 - 09:20 | U051-002 | 高緯度北極スバールバールの氷河後退域における土壌有機炭素の分布とその起源 |
中坪 孝之 吉竹 晋平 内田 雅巳 ほか |
日本語 English |
09:20 - 09:30 | U051-003 | 荒原生態系における土壌微生物に対する制限要因:高緯度北極氷河後退域における炭素・窒素制限 |
吉竹 晋平 内田 雅巳 中坪 孝之 ほか |
日本語 English |
09:30 - 09:40 | U051-004 | 極地ツンドラと中緯度高山ツンドラにおける長期植生モニタリングの提案 |
和田 直也 |
日本語 English |
09:40 - 09:50 | U051-005 | プロジェクト計画紹介:温暖化に対する高緯度北極ツンドラ生態系の応答 |
神田 啓史 内田 雅巳 村岡 裕由 ほか |
日本語 English |
09:50 - 10:00 | U051-006 | 気候変動下での近年の北方林森林火災 |
早坂 洋史 |
日本語 English |
10:00 - 10:10 | U051-007 | 周極域に分布する森林バイオームの土壌炭素・窒素集積量について |
松浦 陽次郎 梶本 卓也 大澤 晃 |
日本語 English |
10:10 - 10:20 | U051-008 | 気候温暖化に伴う植生変動予測の問題点:北方林における事例 |
小島 覚 |
日本語 English |
10:20 - 10:30 | U051-009 | ベーリング海セントジョージ島周辺におけるハシブトウミガラスの採餌行動 |
國分 亙彦 高橋 晃周 綿貫 豊 |
日本語 English |
10:45 - 10:55 | U051-010 | 北極振動の力学的解明とその予測 |
田中 博 |
日本語 English |
10:55 - 11:05 | U051-011 | 2005年12月15日に発生したブロッキングの予報についての解析 |
松枝 未遠 経田 正幸 田中 博 ほか |
日本語 English |
11:05 - 11:15 | U051-012 | 大気の順圧成分にみられるテレコネクションと北極振動 |
鈴木 一歩 田中 博 |
日本語 English |
11:15 - 11:25 | U051-013 | 北大西洋振動に影響を及ぼす北半球海氷域変動 |
本田 明治 山本 健太郎 立花 義裕 ほか |
日本語 English |
11:25 - 11:35 | U051-014 | 成層圏突然昇温現象発生期における成層圏--対流圏結合の予測可能性に関する数値実験 |
向川 均 廣岡 俊彦 黒田 友二 |
日本語 English |
11:35 - 11:45 | U051-015 | Spatial structure of the Arctic Oscillation, North Atlantic Oscillation and Polar-night Jet related variation |
小寺 邦彦 |
日本語 English |
11:45 - 11:55 | U051-016 | 太平洋側北極海におけるカタストロフ的な海氷減少 |
島田 浩二 鴨志田 隆 伊東 素代 ほか |
日本語 English |
11:55 - 12:05 | U051-017 | 北極海アラスカ沖の沿岸ポリニヤにおける海氷形成の経年変動 |
伊東 素代 島田 浩二 鴨志田 隆 ほか |
日本語 English |
12:05 - 12:15 | U051-018 | 大気エーロゾルの積雪面への沈着と気候への影響 |
青木 輝夫 田中 泰宙 内山 明博 ほか |
日本語 English |
13:45 - 13:55 | U051-019 | Northern Hemisphere Sea Ice Variability: Lag Structure and its Implications |
浮田 甚郎 中村 尚 立花 義裕 |
日本語 English |
13:55 - 14:05 | U051-020 | 北極海カナダ海盆の淡水分布とその変動 |
川合 美千代 Fiona A. McLaughlin Eddy C. Carmack ほか |
日本語 English |
14:05 - 14:15 | U051-021 | 地球温暖化に対するグリーンランド氷床の応答のモデルパラメタ依存性 |
阿部 彩子 齋藤 冬樹 瀬川 朋紀 |
日本語 English |
14:15 - 14:25 | U051-022 | 北方林における雪面からのCO2フラックス |
兒玉 裕二 |
日本語 English |
14:25 - 14:35 | U051-023 | アラスカ・ユーコン河流域における水・土砂・化学物質の流出機構 |
知北 和久 |
日本語 English |
14:35 - 14:45 | U051-024 | Atmospheric and snow characteristics in Lena river basin |
鈴木 和良 |
日本語 English |
14:45 - 14:55 | U051-025 | 北極海におけるアーキア生産と河川流入の氷期間氷期変動 |
山本 正伸 杉崎 彩子 坂本 竜彦 |
日本語 English |
14:55 - 15:15 | 総合討論 |
プログラム(ポスター) | ||||
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演題番号 | タイトル | 著者 | 予稿集本文 | |
U051-P001 | 中央シベリアコチョチュム川最下流域にみられる斜面・河川地形 |
大丸 裕武 松浦 陽次郎 |
日本語 English | |
U051-P002 | カナダ高緯度北極における生態系発達にともなう炭素・窒素の集積:構造土の影響 |
大園 享司 内田 雅巳 神田 啓史 |
日本語 English | |
U051-P003 | Winter CO2 emission from Oi layer on a High Arctic deglaciated terrain |
内田 雅巳 菅 尚子 吉竹 晋平 ほか |
日本語 English | |
U051-P004 | 高緯度北極におけるコケ植物の化学特性に対する水分条件の影響 |
上野 健 大園 享司 内田 雅巳 ほか |
日本語 English | |
U051-P005 | Ecophysiological studies on the primary production process in a high-arctic tundra ecosystem of Ny-Alesund, Svalbard. |
野田 響 村岡 裕由 内田 雅巳 ほか |
日本語 English | |
U051-P006 | 高緯度北極における氷河周辺域の植生変化 |
神田 啓史 |
日本語 English | |
U051-P007 | 北極振動の季節変化に関する解析的および理論的研究 |
横山 直美 田中 博 |
日本語 English | |
U051-P008 | 太陽活動及び地磁気活動と北極振動との関係に関する統計的解析 |
藤田 玲子 田中 博 |
日本語 English | |
U051-P009 | 2007年1月下旬のブロッキング高気圧の予報実験 |
近藤 圭一 田中 博 |
日本語 English | |
U051-P010 | 2005/06年冬および2006/07年冬における順圧大気大循環モデルを用いた北極振動指数の予測実験 |
加藤 真悟 田中 博 |
日本語 English | |
U051-P011 | 東西波数領域におけるロスビー波飽和理論による順圧エネルギースペクトル |
寺崎 康児 田中 博 |
日本語 English | |
U051-P012 | 北極圏カナダアラートで採取された炭素質エアロゾルの安定炭素同位体比:冬季と春季の比較 |
成川 正広 河村 公隆 |
日本語 English | |
U051-P013 | キャビティーリングダウン法を用いた大気NO3およびN2O5の計測装置の開発 |
松見 豊 井出 智幸 中山 智喜 ほか |
日本語 English | |
U051-P014 | 海洋の窒素収支における北極海通過流の役割 |
川合 美千代 Eddy C. Carmack Fiona A. McLaughlin |
日本語 English | |
U051-P015 | スイス・ユングフラウ東山稜における永久凍土の地温、並びに歪みのモニタリング |
末吉 哲雄 |
日本語 English |