セッション概要

   

大気水圏科学(A) / 大気水圏科学複合領域・一般(CG)
A-CG37 統合的な陸域生態系-大気プロセス研究


プログラム掲載短縮名 統合的な陸域・大気研究
口頭発表
発表日時/会場/座長
5月21日 PM1 (14:15 - 16:00) 201A 佐藤 永 
5月21日 PM2 (16:15 - 18:00) 201A 伊勢 武史 
ポスター発表
発表日時/会場
5月21日 (コアタイム 18:15 - 19:30) コンベンションホール
連絡先 佐藤 永
メールアドレス sato.hisashi@nagoya-u.jp
コンビーナ 佐藤 永  伊勢 武史  熊谷朝臣 
スコープ 地球温暖化を初めとする地球規模の環境変化は、既に植生に様々な変化をもたらしているが、今後そのような変化の多くは加速的に進行すると考えられている。例えば、多くのモデル研究は、全球の植生分布が今後数世紀の間に大きく変化することを予測している。このような植生応答には、1)気候変化と正のフィードバックを持つ、2)反応が起きるまでにタイムラグがある、3)閾値的な応答を示す、といった特徴を持つことが多いため、環境変化が転換点(ティッピングポイント)を超えると、不可逆で大規模な変化が一気に生じる可能性が高い。そのような変化は、特に北極域・熱帯・半乾燥帯において懸念されているが、一度起きてしまうと制御できないため、保全管理や適応の対策を立てるためには、まずは環境変動に対する植生応答の予測が的確でなければならない。しかし現状では、予測は植生モデルごとに大きく異なっている。的確な予測を困難にしている主な原因の一つには、このような現象には、植物生態・水文・気候・人間活動といった様々なプロセスが関与している事が挙げられるだろう。以上の状況をふまえ、本セッションでは、統合的な陸域生態プロセスの発表と議論を行いたい。
発表者への注意事項  


時間 講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
口頭発表   5月21日  PM1(14:15-16:00)  201A        このページのtopへ
14:15 - 14:30 ★招待
ACG37-01
野外操作実験・分光観測・モデル解析の結合による森林生態系炭素収支の変動予測 村岡 裕由
斎藤琢
永井信
ほか
村岡 裕由
14:30 - 14:45 ★招待
ACG37-02
Phenological Eyes Networkによる生態系長期観測 奈佐原 顕郎 奈佐原 顕郎
14:45 - 15:00 ACG37-03 衛星データを複合利用したモデル-データ統合による陸域炭素循環モデルの改善のフレームワーク 市井 和仁
近藤 雅征
植山 雅仁
ほか
市井 和仁
15:00 - 15:15 ACG37-04 森林の放射計算にはどの程度詳細な植生構造のモデル化が必要か? 小林 秀樹 小林 秀樹
15:15 - 15:30 ACG37-05 全球での生態系モデル・GOSATL4Aを含む観測主体プロダクトの相互比較 近藤 雅征
市井 和仁
近藤 雅征
15:30 - 15:45 ACG37-06 ADMIP: アジア乾燥地モデル比較プロジェクト 立入 郁
市井 和仁
近藤 雅征
ほか
立入 郁
15:45 - 16:00 ACG37-07 モデル相互比較による全球土壌炭素予測における気候変動影響評価 仁科 一哉
伊藤 昭彦
加藤 悦史
ほか
仁科 一哉
口頭発表   5月21日  PM2(16:15-18:00)  201A        このページのtopへ
16:15 - 16:30 ACG37-08 作物収量統計データを利用した作物成長モデルのMCMCによる全球キャリブレーション 櫻井 玄
飯泉 仁之直
横沢 正幸
櫻井 玄
16:30 - 16:45 ACG37-09 全球作物生産性−水資源量予測統合モデルの開発 岡田 将誌
飯泉 仁之直
櫻井 玄
ほか
岡田 将誌
16:45 - 17:00 ACG37-10 地球システムモデルにおける陸域生態系の炭素循環フィードバック 羽島 知洋 羽島 知洋
17:00 - 17:15 ACG37-11 ボルネオ島の土地利用変化と気候変動が生態系の炭素収支に与える影響評価 安立 美奈子
伊藤昭彦
竹内渉
ほか
安立 美奈子
17:15 - 17:30 ACG37-12 気候変動に伴った東シベリアの植生・凍土システム変化:シミュレーションによる検討 佐藤 永
小林 秀樹
岩花 剛
ほか
佐藤 永
17:30 - 17:45 ポスター講演3分口頭発表枠 (ACG37-P01/ACG37-P02/ACG37-P03/ACG37-P04/ACG37-P05)
17:45 - 18:00 ポスター講演3分口頭発表枠 (ACG37-P06)


講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
ポスター発表   5月21日 コア(18:15-19:30) コンベンションホール     このページのtopへ
ACG37-P01 モンゴル半乾燥草原における生態系CO_{2}交換量の年々変動の推定 中野 智子
篠田 雅人
篠田 雅人
ACG37-P02 インドネシア・カリマンタン島における近年の活発な泥炭火災の状況 早坂 洋史
ニナ ユリアンティ
早坂 洋史
ACG37-P03 温室効果ガス観測技術衛星GOSATによる植生の観測 菊地 信弘
吉田 幸生
内野 修
ほか
菊地 信弘
ACG37-P04 アロケーション比を基にした陸域生態系モデルの多変量最適化 近藤 雅征
市井 和仁
植山 雅仁
ほか
近藤 雅征
ACG37-P05 アフリカ大陸における動的全球植生モデルを用いた降水量と気温の周期変動による火災からの炭素放出量の変化 石井 翔太
佐藤 永
山崎 剛
石井 翔太
ACG37-P06 熱帯雨林の物質生産と生態系機能における気候変動に伴う干ばつのインパクト 藤井 新次郎
佐藤 永
熊谷 朝臣
藤井 新次郎
ACG37-P07 低炭素シナリオにおける将来土地利用シナリオの評価 加藤 悦史 加藤 悦史