セッション概要

   

固体地球科学(S) / 地震学(SS)
S-SS35 南海トラフなどの巨大地震の強震動・津波予測


プログラム掲載短縮名 巨大地震の強震動津波予測
口頭発表
発表日時/会場/座長
5月23日 AM2 (11:00 - 12:45) 103 藤井 雄士郎  中原 恒 
5月23日 PM1 (14:15 - 16:00) 103 野津 厚  岩城 麻子 
5月23日 PM2 (16:15 - 18:00) 103 馬場 俊孝  伊藤 武男 
ポスター発表
発表日時/会場
5月23日 (コアタイム 18:15 - 19:30) コンベンションホール
連絡先 中原 恒
メールアドレス naka@zisin.gp.tohoku.ac.jp
コンビーナ 中原 恒  藤井 雄士郎 
スコープ 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,地震学に携わる私たちに多くの貴重な教訓を残した.例えば,日本近海でもマグニチュード9に達する巨大地震が起きうること,そしてそのような巨大地震について考えるには,近代地震学の知見だけにとらわれず,歴史地震や地質学などの分野で得られている知見も利用しなければならないことが挙げられる.このような反省を踏まえて,南海トラフなどで発生する巨大地震の強震動や津波の予測の見直しが現在進められている.これらの予測に関して,現在の科学的知見では完全には答えられない部分を含むのは確かであるが,現在行われている予測の背景にある考え方を知り,その上で,問題点や今後の課題について,科学的にそしてオープンに議論することが大事ではないかと考え,地震学会強震動委員会と大会・企画委員会とが共同で本セッションを提案することにした.本セッションでは,巨大地震による強震動と津波の予測に関して,基礎研究から具体的な予測結果に至るまで広く講演を募集するとともに,活発な討論が行われることを期待する.
発表者への注意事項  


時間 講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
口頭発表   5月23日  AM2(11:00-12:45)  103        このページのtopへ
11:00 - 11:03 趣旨説明
11:03 - 11:27 ★招待
SSS35-01
南海トラフ巨大地震―最大級の地震津波をどう考えるかー 古村 孝志 古村 孝志
11:27 - 11:42 SSS35-02 東南海地震被害の再調査(その2):震度分布と震度7の地域 武村 雅之
虎谷健司
武村 雅之
11:42 - 11:57 SSS35-03 南海トラフ南方の銭洲断層と1498年明応地震 中田 高
徳山 英一
隈元 崇
ほか
中田 高
11:57 - 12:12 SSS35-04 津波堆積物を用いた静岡県太田川低地での津波遡上範囲の復元 藤原 治
小野 映介
市川 清士
藤原 治
12:12 - 12:27 SSS35-05 谷陵記の記載からみた宝永地震津波(1707)による高知県での浸水状況 都司 嘉宣
今井健太郎
村上嘉謙
ほか
都司 嘉宣
12:27 - 12:30 ポスター講演3分口頭発表枠 (SSS35-P01)
12:30 - 12:45 SSS35-06 2011年東北地方太平洋沖地震による東京低地部の長周期地震動伝播 植竹 富一 植竹 富一
口頭発表   5月23日  PM1(14:15-16:00)  103        このページのtopへ
14:15 - 14:30 SSS35-07 大阪湾岸部で観測される長周期地震動について 香川 敬生 香川 敬生
14:30 - 14:45 SSS35-08 ベンチマークテストから見えてきた強震動評価法の課題(その1:概要および理論・ハイブリッド手法) 久田 嘉章
加藤 研一
吉村 智昭
ほか
久田 嘉章
14:45 - 15:00 SSS35-09 ベンチマークテストから見えてきた強震動評価法の課題(その2:数値解析手法) 吉村 智昭
永野 正行
久田 嘉章
ほか
吉村 智昭
15:00 - 15:15 SSS35-10 ベンチマークテストから見えてきた強震動評価法の課題(その3:統計的グリーン関数法) 加藤 研一
久田 嘉章
大野 晋
ほか
加藤 研一
15:15 - 15:30 SSS35-11 相模トラフの海溝型巨大地震による長周期地震動:震源モデルの違いが地震動に及ぼす影響 岩城 麻子
森川 信之
前田 宜浩
ほか
岩城 麻子
15:30 - 15:45 SSS35-12 南海トラフの海溝型巨大地震による長周期地震動ハザード評価について 前田 宜浩
森川 信之
岩城 麻子
ほか
前田 宜浩
15:45 - 16:00 SSS35-13 SPGAモデルを利用した南海トラフの巨大地震に対する強震動評価 野津 厚 野津 厚
口頭発表   5月23日  PM2(16:15-18:00)  103        このページのtopへ
16:15 - 16:30 SSS35-14 日本全国を対象とした津波ハザード評価に向けて 藤原 広行
中村 洋光
森川 信之
ほか
藤原 広行
16:30 - 16:45 SSS35-15 2011年東北地方太平洋沖地震の強震記録による震源モデルを用いた津波シミュレーション 秋山 伸一
河路 薫
秋山 伸一
16:45 - 17:00 SSS35-16 「京」コンピュータを用いた広域かつ詳細な南海トラフ津波計算 馬場 俊孝
安藤 和人
江洲 盛史
ほか
馬場 俊孝
17:00 - 17:15 SSS35-17 日向灘における巨大地震の地震動と津波の統合シミュレーションに向けて 藏本 稔大
藤岡 慧
竹中 博士
ほか
藤岡 慧
17:15 - 17:30 SSS35-18 17世紀北海道巨大地震(M8.8)の再来に対応するリアルタイム津波浸水予測 谷岡 勇市郎
Gusman Aditya
伊尾木 圭衣
谷岡 勇市郎
17:30 - 17:45 SSS35-19 GPS-TEC Back Projection法による津波伝搬の推定 伊藤 武男 伊藤 武男
17:45 - 18:00 ポスター講演3分口頭発表枠 (SSS35-P02/SSS35-P03/SSS35-P04/SSS35-P05/SSS35-P06)


講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
ポスター発表   5月23日 コア(18:15-19:30) コンベンションホール     このページのtopへ
SSS35-P01 明応(1498),宝永(1707),および安政東海(1854)地震による愛知県海岸での津波高 都司 嘉宣
矢沼 隆
平畑 武則
ほか
都司 嘉宣
SSS35-P02 高知平野の浅層地盤構造推定のための常時微動H/Vスペクトル比解析で得られた高密度卓越周期分布 大石 佑輔
高橋 宏和
山品 匡史
ほか
大石 佑輔
SSS35-P03 ピークモーメントレート分布にもとづく2011年東北地方太平洋沖地震の特性化震源モデル 吉田 邦一
宮腰 研
吉田 邦一
SSS35-P04 震度分布を用いた震源断層の広がりの拘束 中原 恒
神田 克久
中原 恒
SSS35-P05 津波波源モデルの違いによる津波挙動の差異の評価 藤原 了
田宮貴洋
是永眞理子
ほか
藤原 了
SSS35-P06 確率論的津波ハザード評価における不確実さの取り扱いについて 是永 眞理子
阿部 雄太
橋本 紀彦
ほか
是永 眞理子