セッション概要

   

固体地球科学(S) / 地震学(SS)
S-SS35 微動探査の近年の発展


プログラム掲載短縮名 微動探査
口頭発表
発表日時/会場/座長
5月2日 PM1 (14:15 - 16:00) 502 中原 恒  佐藤 浩章 
5月2日 PM2 (16:15 - 17:00) 502 佐藤 浩章  中原 恒 
ポスター発表
発表日時/会場
5月2日 (コアタイム 16:15 - 17:30) 3階ポスター会場
連絡先 中原 恒
メールアドレス naka@zisin.gp.tohoku.ac.jp
コンビーナ 中原 恒  佐藤 浩章 
スコープ 微動は,海洋波浪や人間活動によって励起されると考えられており,地震観測にとってはノイズとなるが,伝播する地下構造の影響を含んでいるためうまく使えば有用な信号に変貌する.日本では,古くから微動の性質に関する研究が進められてきた.また,卓越周期による地盤種別の判定,空間自己相関(SPAC)法やH/Vスペクトル比を用いた地下構造の推定,など微動を利用した地下構造探査法の開発も行われてきた.これら「日本製」の手法は,強震動予測にとって重要な地盤の情報を提供する有力な手法として,現在では世界各地で利用されている.さらにここ10年ほどは,地震波干渉法の発展や観測の高精度化により,微動に関する研究が再び関心を集めており,拡散波動場の考え方に基づき既往の地下構造推定法に新しい解釈が付与されたり,CCA法のように新しい地下構造推定法も開発されるようになった.さらには,強震動による非線形化に起因する地下構造の時間変化を検出する研究も進められている.本セッションでは,微動の性質とその知見に基づく地下構造探査に関する研究成果を持ち寄り,現状の到達点を理解するとともに,今後の発展の方向性について議論することを目的とする.
発表者への注意事項 最終日の午後のため,口頭セッションとポスターコアタイムが一部重複します.ポスター発表の方には申し訳ありませんが,集中して中身の濃い議論をしていただければ幸いです.


時間 講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
口頭発表   5月2日  PM1(14:15-16:00)  502        このページのtopへ
14:15 - 14:35 ★招待
SSS35-01
SPAC法の一般化とCCA法の開発について 長 郁夫 長 郁夫 日本語
English
14:35 - 14:50 SSS35-02 微動アレー観測によるRayleigh波とLove波の検出 大堀 道広
チタク セチキン
久保 篤規
ほか
大堀 道広 日本語
English
14:50 - 15:05 SSS35-03 三成分アレイを用いた微動の構成成分の推定:遠野アレイにおける結果 高木 涼太
中原 恒
河野 俊夫
ほか
高木 涼太 日本語
English
15:05 - 15:20 ポスター講演3分口頭発表枠 (SSS35-P01 / SSS35-P02 / SSS35-P04 /SSS35-P05 / SSS35-P06)
15:20 - 15:35 SSS35-04 Toward Earthquake Ground Motion Prediction using the Onshore-Offshore Ambient Seismic Field in Subduction Zones VIENS, Loic
MIYAKE, Hiroe
KOKETSU, Kazuki
VIENS, Loic 日本語
English
15:35 - 15:38 ポスター講演3分口頭発表枠 (SSS35-P07)
15:38 - 15:57 ★招待
SSS35-05
微動単点測定による地盤構造推定に関するレビューとその適用例 鈴木 晴彦 鈴木 晴彦 日本語
English
15:57 - 16:00 ポスター講演3分口頭発表枠 (SSS35-P11)
口頭発表   5月2日  PM2(16:15-17:00)  502        このページのtopへ
16:15 - 16:30 SSS35-06 液状化地域の「i微動」的解釈:浦安地域におけるケーススタディ(2) 佐藤 伸司
東 将士
樋口 茂生
ほか
佐藤 伸司 日本語
English
16:30 - 16:45 SSS35-07 地震動と微動のH/Vスペクトル比の違いと拡散場動場に基づく理論的解釈 川瀬 博
松島 信一
川瀬 博 日本語
English
16:45 - 17:00 SSS35-08 盆地端部形状が微動の水平上下スペクトル比に与える影響 松島 信一
デ マルタン フロロン
川瀬 博
ほか
松島 信一 日本語
English


講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
ポスター発表   5月2日 コア(16:15-17:30) 3階ポスター会場     このページのtopへ
SSS35-P01 微動を用いた浅部構造探査法の高度化(その1):自動読み取りアルゴリズムの開発 長 郁夫
先名 重樹
藤原 広行
長 郁夫 日本語
English
SSS35-P02 微動を用いた浅部構造探査の高度化(その2):自動読み取りアルゴリズムの適用 先名 重樹
長 郁夫
藤原 広行
先名 重樹 日本語
English
SSS35-P03 微動システムの開発と今後の展開 先名 重樹
藤原 広行
先名 重樹 日本語
English
SSS35-P04 線形アレーを使ってレーリー波位相速度の推定 ZHANG XINRUI
盛川 仁
ZHANG XINRUI 日本語
English
SSS35-P05 小笠原硫黄島における常時微動観測に基づく地盤構造の推定 村越 匠
小森 恵津郎
島田 正樹
村越 匠 日本語
English
SSS35-P06 鳥取県大山地域における微動探査および重力探査 野口 竜也
香川 敬生
安永 晴信
ほか
野口 竜也 日本語
English
SSS35-P07 微動アレイ探査記録から推定される2地点間のグリーン関数 林田 拓己
吉見 雅行
林田 拓己 日本語
English
SSS35-P08 地震波干渉法及び微動解析による能登半島北西部の基盤構造の推定 小泉 亮
澤田 明宏
平松 良浩
ほか
平松 良浩 日本語
English
SSS35-P09 3次元不均質媒体における非等方震源分布による波動場の地震波干渉法によるグリーン関数合成に関する検討 地元 孝輔
山中 浩明
地元 孝輔 日本語
English
SSS35-P10 高密度常時微動観測から推定される高知平野の表層地盤構造 大石 佑輔
久保 篤規
高橋 宏和
ほか
大石 佑輔 日本語
English
SSS35-P11 液状化地域の現世地質学的解釈:浦安地域におけるケーススタディ(1) 岩本 広志
東 将士
樋口 茂生
ほか
岩本 広志 日本語
English