セッション概要

   

固体地球科学(S) / 地質学(GL)
S-GL37 プレート収束境界における堆積盆形成テクトニクスの新たな展望


プログラム掲載短縮名 堆積盆形成テクトニクス
口頭発表
発表日時/会場/座長
5月24日 PM1 (14:15 - 16:00) 103 伊藤 康人  高野 修 
ポスター発表
発表日時/会場
5月24日 (コアタイム 18:15 - 19:30) コンベンションホール
連絡先 伊藤 康人
メールアドレス itoh@p.s.osakafu-u.ac.jp
コンビーナ 伊藤 康人  高野 修 
スコープ 堆積盆形成プロセスの研究は、地球表層のマスバランスや物質循環メカニズムを解明する上で不可欠であり、資源探査や防災・環境といった実用的側面からも極めて重要である。近年の人工地震探査をはじめとする物理探査技術の目覚しい進歩によって、堆積盆深部の精密な可視化が現実のものとなり、層序・構造解析の高精度化が進んでいる。さらに、学術大深度掘削の成果を踏まえて堆積盆の時空分布や発達過程を詳細に論じることが可能になりつつある。このような科学技術の動向を反映して、数値モデリングなど定量的な分析手法の導入も盛んであり、この領域の研究は質・量ともに新たな局面を迎えつつあると言える。本セッションでは、プレート収束境界で形成されるさまざまな堆積盆に着目する。それは、海洋プレート沈み込みの様態に応じて島弧や大陸縁辺が変形していくプロセスそのものであり、構造発達イベントやユースタシーと密接な関連を有している。翻って、堆積盆の時空分布変遷はプレート縁辺における応力ひずみ場の変化とリンクしており、プレート運動史に関する重要な制約条件となる可能性がある。多くの学際的かつ野心的な先端研究成果の、積極的な投稿を期待する。
発表者への注意事項  


時間 講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
口頭発表   5月24日  PM1(14:15-16:00)  103        このページのtopへ
14:15 - 14:30 SGL37-01 宮城県〜福島県沖阿武隈リッジと周辺海域の地質構造および東北日本弧の地体構造との関連性 荒戸 裕之
千代延 俊
荒戸 裕之
14:30 - 14:45 SGL37-02 白亜紀前弧海盆堆積物におけるテフラの対比とテフロクロノロジー 高嶋 礼詩
桑原 里
西 弘嗣
高嶋 礼詩
14:45 - 15:00 ★招待
SGL37-03
前弧堆積盆の形成と沈み込み帯との関係 野田 篤 野田 篤
15:00 - 15:15 SGL37-04 東北日本中新世盆地形成トレンドとフィールドスケールの堆積サイクル・地質構造の関連性―新潟県津川地域の例― 成沢 紗也佳
栗田 裕司
成沢 紗也佳
15:15 - 15:30 SGL37-05 反射法地震探査から見る能登半島西方沖〜大和海盆の地殻構造 野 徹雄
佐藤 壮
小平 秀一
ほか
野 徹雄
15:30 - 15:45 ★招待
SGL37-06
重力異常および重力勾配テンソルを用いた堆積盆地の構造解析 楠本 成寿 楠本 成寿
15:45 - 16:00 ポスター講演3分口頭発表枠 (SGL37-P01/SGL37-P02/SGL37-P03/SGL37-P04)


講演番号 タイトル 著者 発表者 予稿原稿
ポスター発表   5月24日 コア(18:15-19:30) コンベンションホール     このページのtopへ
SGL37-P01 セグメント化された背弧海盆の埋積過程:西南日本の北陸沖・山陰沖・北九州沖陸棚 伊藤 康人 伊藤 康人
SGL37-P02 東北日本弧千島弧会合部三陸沖-道央の古第三紀-新第三紀前期堆積盆群における前弧-横ずれ-前縁セッティング複合相互作用履歴 高野 修
伊藤 康人
楠本 成寿
高野 修
SGL37-P03 福島県沖阿武隈リッジ南部の断層形態とその特性 千代延 俊
荒戸 裕之
千代延 俊
SGL37-P04 ボーリングデータベースから得られた海成粘土層分布による大阪盆地北部の地下構造 井上 直人
北田 奈緒子
竹村 恵二
井上 直人