久野久生誕100年:岩石学・火山学のその後の進展
スコープ
久野久氏は箱根火山発達史の研究を通じて世界の火山および火山岩の研究に多大な影響を与え,超塩基性捕獲岩の研究を通じてマントル岩石学の成立に貢献した.また,プレートテクトニクス確立前夜に,日本周辺の火山岩の研究に基づいて,沈みこみ帯のマグマ生成に関して革新的なモデルを提出し,後の実験岩石学進展のきっかけをつくった.彼はアポロ11号により採取された月試料を自ら分析することを切望しながら,1969年8月6日に逝去された.彼の生誕100年を機に,その後の箱根火山形成史,火山岩岩石学,マントル岩石学,マグマ成因論,月の成因論の進展をレビューし,これからの展望を議論する.
代表コンビーナ
藤井 敏嗣
fujii@eri.u-tokyo.ac.jp
共同コンビーナ
久城育夫 萬年一剛 高橋正樹
予稿一括ダウンロード
セッションインフォメーション
4/27 SVC52-10 発表者変更(三部賢治→川本竜彦)
「スラブ由来超臨界流体が水流体とマグマに分離し2つのマグマ系列を作る」


5月26日 部屋番号:302 コマ:PM1 セッションID:SVC052
座長:藤井 敏嗣 萬年 一剛
色のついた発表は招待講演です/時間は開始時間です
時間 講演番号 タイトル (PDFダウンロード) 発表者 著者
14:15 SVC052-01 セッション趣旨説明 藤井 敏嗣 藤井 敏嗣
14:30 SVC052-02 久野久先生:古地磁気学、学園紛争、アポロ月探査,の頃 小嶋 稔 小嶋 稔
14:45 SVC052-03 Hisashi Kuno - Triumph of the Spirit James Natland James Natland
15:00 SVC052-04 伊豆半島・伊豆小笠原弧における基盤岩類の本質:ジルコンU-Pb年代測定法による再検討 谷 健一郎 谷 健一郎,
フィスケ リチャード,
Dunkley Daniel Joseph 他
15:15 SVC052-05 箱根群発地震の発生に関する地学的考察−丹那・平山断層との関係について− 行竹 洋平 行竹 洋平,
伊東博,
本多 亮 他
15:30 SVC052-06 久野の古典的箱根火山像と新しい箱根火山像 高橋 正樹 高橋 正樹
15:45 SVC052-07 箱根火山の新しいカルデラモデル 萬年 一剛 萬年 一剛
16:00 SVC052-08 箱根火山の岩石学――構成鉱物の解析から―― 石井 輝秋 石井 輝秋
5月26日 部屋番号:302 コマ:PM2 セッションID:SVC052
座長:高橋 正樹 巽 好幸
色のついた発表は招待講演です/時間は開始時間です
時間 講演番号 タイトル (PDFダウンロード) 発表者 著者
16:30 SVC052-09 ピジョン輝石質岩系と紫蘇輝石質岩系 巽 好幸 巽 好幸
16:45 SVC052-10 スラブ由来超臨界流体が水流体とマグマに分離し2つのマグマ系列を作る 三部 賢治 川本 竜彦,
三部 賢治,
17:00 SVC052-11 硫黄同位体からみた沈み込み帯でのフルイドの移動 清水 ノブミチ 清水 ノブミチ
17:15 SVC052-12 マントルの熱い指と島弧地殻の進化 田村 芳彦 田村 芳彦
17:30 SVC052-13 島弧下マントルかんらん岩の岩石学的性質 荒井 章司 荒井 章司,
石丸 聡子,
阿部 なつ江
17:45 SVC052-14 マグマ源と同位体 兼岡 一郎 兼岡 一郎
18:00 SVC052-15 中朝国境に位置する蓋馬溶岩台地 −その広がりと構成― 谷口 宏充 谷口 宏充,
金 正,
前野 深
18:15 SVC052-16 最新の月の描像:アポロからかぐやまで 荒井 朋子 荒井 朋子
セッション記号一覧に戻る
セッション日程一覧に戻る